個人事業主としてネットショップを始めようと思っていますが、住所がばれないよう仮の住所を借りたい。おすすめのバーチャルオフィスってどれ?
個人事業主としてネットショップを始めるにあたって「オフィスをどこに構えるか」というのは、起業家にとって悩みのタネ。
実際に賃貸を契約してオフィスを作る場合にかかる初期費用や毎月支払う月額料金は、コスト面でかなりの痛手となってしまいます。
バーチャルオフィスを利用すれば、コストを大幅に削減できるほか、付随しているサービスによってさまざまなメリットを受けることができます。
さらに、会社に通う必要のない方や「事務所は必要ないけど、事業を行うに当たって住所が必要」といった方にもおすすめのサービスです。
本記事では、個人事業主向けにバーチャルオフィスのサービス内容や、価格情報について詳しくお伝えしています。起業や個人でECショップ開業を考えている方におすすめの内容となっています。
【個人事業主におすすめ】格安バーチャルオフィス3社を徹底ガイド
まずは個人事業主におすすめのバーチャルオフィス3社をご案内します。
どれも個性あふれるプランと安価なものを選りすぐりました。
和文化推進協会 | レゾナンス | Karigo | |
プラン | プランなし | バーチャルオフィスコース | ブループラン |
入会金 | 0円 | 5,500円 | 7,300円~ |
保証金 | 0円 | 1,000円 | 0円 |
月額料金 | 550円/月 | 1,650円~/月 | 8,300円~/月 |
レンタルアドレス | 〇 | 〇 | 〇 |
電話転送サービス | 無料(受信のみ) | 〇 | 〇 |
電話代行サービス | 無料(受信のみ) | 〇 | 〇 |
郵便局受け取り 転送サービス |
1転送あたり500円 実費(郵送代・配送代) |
週1回 | 月120通以上1通に付き30円 |
登記 | 法人登録可能 別途契約 |
法人登録可能 | 法人登記可能 |
住所 | 京都府京都市 | 港区浜松町 中央区銀座 渋谷区神宮前 新宿区西新宿 |
全国規模(一部国外 (詳細は公式サイト) |
利用条件 | 和文化推進協会の会員 | 特になし | 特になし |
おすすめ度 | |||
公式サイト | 和文化推進協会 | レゾナンス | Karigo |
おすすめ度:レゾナンス
レゾナンスには、4つのプランが用意されており、そこから自分が理想とするプランをひとつ選びます。さらに、必要と思うオプションを選択していきます。
4つのプラン(キャンペーン価格)
- 格安バーチャルオフィスコース(1,650円)
- 転送電話2点セットコース(3,850円)
- 転送電話3点セットコース(4,950円)
- 電話秘書代行セットコース(6,050円)
オプションが沢山あるので、申し込み時色々と迷うかもしれませんが、その代わり本当に必要なものだけを選ぶことができます。
オプション(月額)
- 郵便物都度転送(1,100円)
- プライベートロッカー(3,300円)
- 転送電話(着信のみ)(2,200円)
- 03発着信(発信及び着信)(4,400円)
- 電話秘書代行(4,400円)
- 電話秘書代行内線取次(3,300円)
- 共有FAX(550円)
- 専用FAX(1,100円)
- フリーダイヤル(4,400円)
- 報告オプション(550円)
- 屋号追加(1,650円)
ちなみに住所のみであれば月額1,650円で使うことができる(法人登記可能)「格安バーチャルオフィスコース」は人気でオプションと組み合わせれば最低限のものだけを使うことができます。
なお、下記の招待コードの入力で1ヵ月分が無料になります。紹介コードは年間契約の申し込みで有効になります。
入力するときは、申し込みページの「弊社をお知りになったきっかけ」で「紹介」を選びaym-0120を入力してください。
ご利用コース情報の項目で1年払いを選びます。
1年払いは通常より19,800円お得になります。さらに招待コードで1ヵ月分が無料になります。
\ プランとオプションが豊富 /
紹介コード:aym-0120
おすすめ度:Karigo
6つのプランを選ぶだけで良いため、初めての人でも選びやすいバーチャルオフィスです。
ホワイトプランは月額3,300円とかなりの格安。
なお、店舗ごとで提供可能のプランと月額料金が変わってきますので、詳しくは公式サイトで確認してみてください。
\ シンプルで分かりやすいプランが人気 /
おすすめ度:和文化推進協会
和文化推進協会は、職人・クリエイターなどの方をメインにしています。そのため、和文化推進協会の会員以外では使えないデメリットがあります。
ですが、職人・クリエイターなどの人であれば超格安料金でバーチャルオフィスをレンタルすることができます。
おすすめ度は★3つと標準的なものですが、職人やクリエイターの方でない場合は、使うことができない点にはご注意ください。
\ 月額500円でレンタル可能 /
格安バーチャルオフィス【そもそもどんなことができるサービスなの?】
バーチャルオフィスとは、その名の通り仮想(バーチャル)のオフィスとして、ビジネスで使用できる住所を貸してもらうことのできるサービスです。
バーチャルオフィスが注目を集めてきた背景として、以下の2点があげられます。
- 在宅での仕事の需要が高まっている
- ビジネスがネットで完結する点から会社に通う必要性が薄れてきた
しかし、事業を行う上で、住所には信頼性やブランド性といった重要な役割があります。独自に事業を行う個人や法人にとって、社会的信用を持たせるという意味で住所は欠かかせません。
そういった背景もあり、バーチャルオフィスは事業を行うにあたって住所だけを借りたいと行った方には最適なサービスとなっています。
会社に行く必要がないことから、自宅で仕事をしている方や、専門職で事務所を必要としない職種の方など、多くの人が利用をはじめています。
個人事業主におすすめの格安バーチャルオフィスの価格はピンキリ!
バーチャルオフィスを選ぶ際には、受けられるサービス内容や料金プラン、登記利用が可能かどうかなど、詳細を事前に把握しておくことがとても重要です。
比較的新しいサービスであるバーチャルオフィスは、運営する会社によってサービス内容や料金にかなり差があります。
- どのようなサービスを受けられるか
- 費用はいくらかかるのか
これらを事前に確認しておくことで、より最適なサービスを選び取ることが可能です。
バーチャルオフィスを選ぶ際には、利用することのできる提供サービスを知って、自分にとって必要なプランを選択しましょう。
バーチャルオフィスの基本的なサービス内容
ビジネス住所として活用することのできるバーチャルオフィスですが、主に下記のようなサービスの提供が主流となっています。
電話番号・FAX番号の取得
バーチャルオフィスのほとんどに電話やFAXの転送サービスが付帯しており、プランによっては電話秘書代行サービスなどを利用することも可能です。
事業を始めるにあたって固定電話やFAX番号を取得しておくことで、より信頼性が高まります。
郵便物受け取り・転送サービス
郵便物も契約した住所に届くため、大抵のバーチャルオフィスでは郵便物受け取りサービスが受けられます。
受け取った郵便物の転送サービスもほとんどの運営会社で行なってくれますが、転送の頻度や費用については運営会社により異なるため、事前に確認が必要です。
会議室の利用
会議室を貸し出してくれるサービスを行うバーチャルオフィスも多くあります。
対面での打ち合わせが必要になった場合には利用することが可能です。
運営会社や利用するプランによって異なりますが、会議室の利用については有料の場合があります。
運営会社により有料で行っているサービス
上記で紹介したサービスの他にも、バーチャルオフィスの運営会社によって独自のサービスを行なっており、下記のようなさまざまな特色のあるサービスが受けられます。
法人登記代行
法人設立にあたって法人登記手続きを代行してくれるサービス
会計サービス
経理・会計業務を請け負ってもらうことのできるサービス
融資・補助金・助成金サポート
融資・補助金・助成金の申請に関わる各種手続きの代行・サポートを行なってくれるサービス
WEB制作サポート
WEBサイトの制作・企業ホームページ等の作成サービス
メンター制度
仕事に関する悩みを聞き出してアドバイスを行なったり心理的なサポートを受けられる制度
事業を継続する上で欠かすことのできない会計業務を請け負ってもらうことができたりと、昨今受けられるサービスの種類は非常に豊富です。
契約時に、法人設立にあたって登記手続き代行サービスが受けられるプランを実施している運営会社を選ぶと、面倒な登記手続きに時間をかけずに済みます。
今の自分に合った最適なプランを選択することで、フリーランスで活動する方や起業家、個人でECショップの開業を考えている方にとって、とても便利なサービスを受けることができますよ。
バーチャルオフィスと実際のオフィスの価格を比較!
実際にオフィスを契約した場合と、バーチャルオフィスを契約した場合、それぞれの初期費用や月額料金について比較してみましょう。
実際のオフィスを新たに契約する場合、初期費用としてかかる内訳は主に以下の6つです。
- 引っ越し料金
- 敷金(保証金)・礼金
- 保険加入費用(火災保険等)
- 備品の購入費
- 工事(通信工事・内装工事等)
- 前払いとして支払う月額賃料
オフィスの規模にもよりますが、実際にオフィスを契約する場合には最低でも20万〜100万円前後かかってしまい、オフィスを維持していく費用についても見通しておかなければいけません。
バーチャルオフィスなら、月額1万円以下で住所や固定電話レンタルのサービスを受けることができるため、大幅なコストダウンが可能です。
ネットショップならでは!【バーチャルオフィスを借りるメリット】
自宅の住所とビジネスの住所を分けることが可能なバーチャルオフィスは、コスト削減だけでなく個人や小規模での事業を行う方には、受けられるメリットがとても多いサービスです。
利用できる住所には都心の一等地などが多く、ビジネスの住所として信頼性やバリュー(価値)のある住所にバーチャルオフィスを構えることができます。
個人では実際のオフィスを都心で借りるのは金銭的にも難しいことでしょう。
ここからは、バーチャルオフィスでどのようなメリットが受けられるかについて、もう少し詳しく解説していきます。
必要なものにしか費用が掛からないので安い価格で利用できる
バーチャルオフィスの最大のメリットは、必要なものにしか費用がかからないので経費の削減ができるという点にあります。
住所貸しの他に電話秘書サービスなど、必要な経費にのみ費用を当てることができるため料金が安く済み、浮いた資金は他の必要なサービスなどに活用することが可能です。
サービスの利用で余った時間は他の必要な作業に当てることができるため、上手く活用すれば、問い合わせや事務処理などの手間を減らせ、結果的に高い費用対効果が望めます。
さまざまなプランを選ぶことができるバーチャルオフィスは、必要なサービスを比較し選択することができます。自分にあった最適なプランを利用することで、業務の効率化に繋げることが可能です。
会議室を利用できるので場所選びに困らない
普段は作業スペースの確保が必要ない職種の場合でも、関係者との打ち合わせは必要不可欠。バーチャルオフィスでは、必要に応じて会議室のレンタルサービスを行なっています。
ホテルのロビーやカフェを打ち合わせ場所に選ぶという方法もありますが、会話内容が周囲に漏れてしまうという心配も拭いきれません。また、急な場合では打ち合わせ場所を確保するのが難しいこともあります。
関係者との打ち合わせは業務を円滑に行う上で必須ですので、必要な時に会議室をレンタルできるサービスは大きなメリットと言えます。
住所などの個人情報を公開する必要がない
プライバシーの保護という観点からも、バーチャルオフィスは最適なサービスです。自宅住所を法人登記することは、個人情報漏洩のリスクがあるため、あまりおすすめできません。
個人情報漏洩のリスクについてブログ運営で個人情報を守るための注意点や対処法について紹介していますので、併せてご参考にどうぞ。
-
【大丈夫?】ブログ運営で個人情報を守る際の注意点!もしものときの対処法あり
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プライバシーの問題が起こりやすい女性経営者の方は、特に注意が必要。登記簿は不特定多数の人間が閲覧することができるので、住所や氏名、資産といった情報が他人に漏れてしまい、思わぬ問題に遭遇してしまう可能性も否めません。
その点、バーチャルオフィスなら、自宅の住所を知られる心配をする必要がないため、気兼ねなく業務にあたることが出来ます。
また、賃貸物件を利用しているケースでは、ビジネス利用での登記は管理規約で禁じられている場合がほとんどです。
無断で法人登記を行なった場合にはトラブルを起こしかねませんので、賃貸契約を結んでいて自宅で登記できないといった方にも、バーチャルオフィスの検討がおすすめです。
価格だけじゃない!バーチャルオフィスを借りる前に忘れずに確認しておくポイント
コスト面やさまざまなメリットを受けることのできるバーチャルオフィスですが、契約前に確認しておいた方が良いポイントがあります。
バーチャルオフィスを利用する際に重要視すべき点としては、利用する住所の信頼性やバリューについて、問題がないかどうか十分なリサーチをしておくということです。
どのような住所でも構わないという方は別として、過去に犯罪などに使われた物件や、事故物件などをバーチャルオフィスの住所として提供している運営会社も存在します。
そういった不安を払拭するために、契約前に一度利用できる住所について「犯罪」「詐欺」などのワードを加えて検索してみることをおすすめします。
一等地の住所を借りることができるバーチャルオフィスは、ビジネスの優位性という点でも優れていますが、そういった思わぬ落とし穴がないかどうかについては十分な確認が必要です。
住所だけあればいい人は最安価格で利用ができる
「住所だけの利用をしたいので、どんな住所でも構わない」といった方の場合には、かなり費用を抑えることのできるバーチャルオフィス。
都内で数百円といった破格の料金で利用することのできるバーチャルオフィスも少なくありません。とにかく低価格で探したい方には最安値で探すこともできます。
ただし、そういったバーチャルオフィスの中にはバリューがなかったり、来客時の内装の問題、最悪の場合は住所を犯罪に使われる恐れも捨てきれません。
低価格のバーチャルオフィスには、先述したようなデメリットも考えられますので、料金を抑えたい時にはメリット・デメリットをよく検討してバーチャルオフィスを選ぶようにしましょう。
バーチャルオフィスを最大限活用できる人・業種
バーチャルオフィスは、次のような方におすすめのサービスです。
- 自宅で登記ができない方
- 個人・又は少人数規模の事業
- 来客数が少ない業種
- プライバシーを確保したい方(特に女性)
- 仕事を自宅やクライアント先で行う業種
バーチャルオフィスは、事務所や作業スペースを必要としない業種の方に人気です。
インターネットビジネスを生業にしている方や、クライアント先に出向いて業務を行うコンサルタント業務、セミナー講師、士業(専門職)の方などに多く利用されています。
【個人事業主におすすめ】格安バーチャルオフィス3社を徹底ガイド:まとめ
個人事業主におすすめのバーチャルオフィスはネットショップやブログなどで物販をする際に必要な「特定商取引法に基づく表記」に必要な住所や電話番号をレンタルするために必要なサービスです。
ネットが普及し、個人個人が簡単にネットショップを開業することができるようになりました。
とはいえ、個人住所や電話番号を公開することはとても不安。そこでバーチャルオフィスが重要な役割を果たします。
そもそも賃貸などでは法人登記ができない場合もあり、そうなるとバーチャルオフィスを利用して住所や電話番号をレンタルすることは必然となります。
もう一度ネットショップにおすすめのバーチャルオフィス3社を比較した表を載せておきます。
和文化推進協会 | レゾナンス | Karigo | |
プラン | プランなし | バーチャルオフィスコース | ブループラン |
入会金 | 0円 | 5,500円 | 7,300円~ |
保証金 | 0円 | 1,000円 | 0円 |
月額料金 | 550円/月 | 1,650円~/月 | 8,300円~/月 |
レンタルアドレス | 〇 | 〇 | 〇 |
電話転送サービス | 無料(受信のみ) | 〇 | 〇 |
電話代行サービス | 無料(受信のみ) | 〇 | 〇 |
郵便局受け取り 転送サービス |
1転送あたり500円 実費(郵送代・配送代) |
週1回 | 月120通以上1通に付き30円 |
登記 | 法人登録可能 別途契約 |
法人登録可能 | 法人登記可能 |
住所 | 京都府京都市 | 港区浜松町 中央区銀座 渋谷区神宮前 新宿区西新宿 |
全国規模(一部国外 (詳細は公式サイト) |
利用条件 | 和文化推進協会の会員 | 特になし | 特になし |
おすすめ度 | |||
公式サイト | 和文化推進協会 | レゾナンス | Karigo |
最後までお読みいただきありがとうございました。