
BSプレミアムで2015年11月28日(土)に放送された番組が再放送されました。
たまたまチャンネルを回したらやっていたのですが、あまりのスケールに感動したのでまとめました。
ウルトラ重機の概要
NHKのドキュメンタリー番組で日本ではおそらくみかけないほどの巨大な重機をテーマにした番組で今回は下記の2つの重機を紹介していました。
- バケットホイールエクスカベーター
- F60
番組内で紹介されていたこの二つの重機はいずれもドイツで稼働しているもので、褐炭(かったん)という「火力発電のためのエネルギーとなる鉱石」を掘り出すために使われていました。

なお、褐炭が存在する採掘場の近くには発電所があり、効率よくエネルギーを運用していました。
バケットホイールエクスかベーターとF60の紹介
ウルトラ重機で扱っていた2つの重機を紹介します。
バケットホイールエクスカベーター
- サイズ
- 全長 :225メートル
- 全高 :96メートル
- 総重量:14200トン
- 英語・ドイツ語名称
- ドイツ語: Schaufelradbagger
- 英語 : Bucket-Wheel Excavator
毎分10メートルで進むことができるようで24時間稼動しているようです。
なので、この重機には居住スペースもあるとのこと。
あまりの大きさにピンとしませんが、人がキャタピラーやホイールと同時に映るシーンで、その巨大さを感じることができるのではと思います。
とにかく大きくて「どうやって人が造ったんだ!?」と言わざるを得ません。
まさに神々が作りし重機!
下の画像ではバケットホイールのアップの画像です。画像左下にプレハブのような建物が見えるのがわかりますでしょうか。
これだけでもホイールの巨大さがよくわかるのではないかと思います。
コレだけの大きさに驚愕なのですが、さらに驚くことがその「繊細さ」です。
番組を見ていてその繊細さに大きく感動したのが、ホイールでどんどん土砂を削っていく場面です。
とてもゆっくり掘り進んでいるので、掘っているの?と感じますが早送りのシーンで、とても綺麗に横へ横へ掘り進んでいくのがわかります。

F60
バケットホイールエクスカベーターは全長225メートルほどの超巨大な重機ということですが、これを単純に3倍上回る重機がこの「F60]という重機です。
こちらもバケットホイールエクスカベーターと並ぶ魅力的な重機なのですが、バケットホイールエクスカベーターが有名すぎて、よい画像がなかなか見つからりませんでした。

- サイズ
- 全長 :620メートル
- 全幅 :350メートル
- 重量 :31200トン
こちらもドイツで稼働しているバケットホイールエクスカベーター同様に「褐炭を掘り出す重機」なのですが、なんと線路の上を毎秒8メートルの速さで移動します。
とてつもなく大きなエンジンで動くのかと思いきや、なんと移動は電動だそうです。
きっと聞いたことがないような轟音とエンジン音なのだろうなぁと妄想は膨らむばかり。
この巨大さはもう重機というよりかは橋ですね。
デカイ、デカすぎます!
まさに神々が作りし重機!
この重機もバケットホイールエクスカベーター同様に土砂を削り土砂の下にある褐炭を掘るのですが、バケットホイールエクスカベーターとは違い線路の上を左右に移動することしかできず、前(土砂側)に進むことができません。
どうするのか?
考え方がここでもでかいです!
なんと、線路ごと前へ移動します(笑)

線路がグニャグニャ曲がりながら前へ移動します。では線路はどのように移動するのか。
これは線路を移動させる電車?があり線路を前に移動させていました。



話が少しずれましたが、F60は掘った際にでた土砂を反対側(掘り終わった側)へ排出します。
そうすることで掘り終った褐炭の上の地形を元に戻しているんですね。
目からうろこです。

各重機はGoogleマップで確認ができる!
今回番組内で紹介していた二つの重機はGoogleマップでも確認することができます。巨大ですからね。
- バケットホイールエクスカベーター
- F60
スケールがまるで違う重機たち!(まとめ)
巨大!とにかく巨大。土地が違えば発想も違う。人間の想像力のすごさに改めて驚きました。
バケットホイールエクスカベーターのアイテムを紹介
- 重機マニアなら欲しくなる
圧倒的な映像美にわたしはメロメロです。
さらに、バケットホイールエクスカベーターのレゴブロックを見つけました。
憧れのウルトラ重機を見事に再現しています。
- 遊び心を揺さぶる逸品
子供と一緒に遊びたいひと品です。
レゴのブロックは精巧で男心をくすぐります。
重機は男のロマンですね。