こんな疑問にお答えします。
結論を言うと、DNSのIPアドレスを変える方法があります。インターネットサービスプロバイダーが提供するDNSサーバーも良いですが、もっと反応の良いDNSサーバーがあります。それは8.8.8.8と呼ばれるものでGoogleが提供しているDNSサーバーです。Googleが提供していますので安全です。
インターネットが遅いときってありますよね。
DNSサーバーはインターネットを閲覧する上でとても重要です。
ネットが遅いときはDNSサーバーを変えてみる
DNSって実際わからない人がほとんどだと思います。
DNSは正式名称を「Domain Name System」と言います。
頭文字をとって「DNS(ディーエヌエス)」と読みます。
さて、あなたはインターネットを閲覧するとき、
command https://techengi.net
などといったURLを入力しますよね。
URLは人間がわかるようにしているだけで、実態は「IPアドレス」です。
ですが、数字だけ並べられてもわかりづらいですよね。
IPアドレスとURLを紐付ける役目をするDNS
DNSサーバーには、techengi.net=183.181.88.127と登録されています。
- URLを入力してから、サイトが表示されるまでの流れ
- パソコンやスマホでブラウザへURLを入力
- DNSサーバーへ問い合わせを実施。
- DNSサーバーがtechengi.netは183.181.88.127だよ、とパソコンやスマホへ応答
- スマホやパソコンは183.181.88.127へ通信を開始
- 183.181.88.127から情報を取得し、画面にサイトが表示
このとき上記の2と3の項目でDNSサーバーからの応答が速ければ速いほど、サイトの表示も速くなります。
ネットが遅いときはGoogleなどプロバイダー以外のDNSサーバーに変えてみる
フレッツ光などのマニュアル通りに設定するとプロバイダーが用意しているDNSサーバーのIPアドレスを設定するよう記載されています。
当たり前ですが…。
すべてのプロバイダーのDNSサーバーが遅いとは言いませんが、DNSサーバーの反応が遅かったりすることは事実です。
ネットが遅いとき、インターネットの回線が遅いだけではなく、DNSサーバーの反応が遅いことも考えられます。
よって、反応が良いと定評のある企業を3つご紹介します。
どれも無料で設定できますし、アドレスを入力するだけですので誰でも簡単にネットの速度を改善できる方法です。
- 有名3社のDNSサーバー
プロバイダ | プライマリDNS | セカンダリDNS |
8.8.8.8 | 8.8.4.4 | |
Cloudflare | 1.1.1.1 | 1.0.0.1 |
Cisco Umbrella (Family Shield) | 208.67.222.123 | 208.67.220.123 |
誰もが知っている、Googleが管理しているDNSサーバーです。
DNSサーバーは次のアクセスをさらに高速に反応できるようキャッシュを持つのですが、Googleは24時間でクリアされます。
Googleが管理しているということで迷ったらGoogleのDNSサーバーを使うと良いでしょう。
Cloudflare
セキュリティ面ではログを保管しないといった特徴があります。
CloudflareはCDNとしても有名で最近急成長している企業です。
Cisco Umbrella
旧OpenDNSといえばご存知の方も多いと思います。
このDNSはほかのDNSサーバーと違い、URLアドレスの問い合わせが来た祭、Ciscoが蓄積したセキュリティ情報を基に明らかに危険なURLであった場合、アクセスを遮断する機能を持っています。
企業でもDNSサーバーの問い合わせで危険なアクセスを遮断できることと、低コストで運用ができるため昨今注目を集めているサービスです。
速度についてはやはり、かわらず・・・というか、URLチェックもしているはずなのでGoogleやCloudflaraよりかは遅いかも知れません。
ネットが遅いときはDNSサーバーを変えてみよう!(まとめ)
DNSサーバーをより高速なものにするだけで、インターネット閲覧がさらに快適になります。
とはいっても、人間が体感できるほどの速度アップはないかもしれません。
ですが、「ちりも積もれば山となる」というように改善できるところは改善することでより快適なインターネット閲覧ができるはずです。
- 自分のパソコンやスマホを守りたい!というあなたには「Cisco Umbrella」
- インターネット閲覧を少しでも速くしたい!というあなたには「Google」や「Cloudflare」
最後までお読みいただきありがとうございました。