こんな疑問にお答えします。
- この記事ではこんなことがわかります。
- 音質を調整するコツ
- イコライザーの使い方
- 音質の良いファイル形式
スマホで音楽を聴いている人はたくさんいますよね。
今回は、音楽学校で音について学んできたわたしが音質をうまく調整するコツをお教えします。
スマホの音質を調整するコツ
まず方法をご紹介します。
音質の調整はイコライザーを使います。
わたしは「パワーアンプ(Poweramp)」というアプリを使用していますが、イコライザーのコツは変わりません。
原曲に限りなく違い音質に調整するコツは図のように「おわん型」にするのがコツです。
下図はスマートフォンアプリのひとつ「Poweramp」でのイコライジング例です。
こうすることで、すべての音域が均一に聞えてくるようになります。
そこから低音がもっと欲しいのであれば、低音を上げる。
高音をもっと強くしてシャリシャリした音にする。
この辺りは好みの設定になります。
基本は図のような「おわん型」であることを覚えておきましょう。
音質調整は「おわん型」を意識する
音楽は色々なところでながれていますよね。店内・商店街・飲食店・オフィスビルなどなど。
そこでよ~~く音楽を聴いていると気が付くことがあるかと思います。
どんな場所でも歌やリズムは必ず聞えてくる。
音質は中音域が聞こえやすいように調整されている
音楽はレコーディングするとき、何トラック(チャンネル)にもわけて録音されます。
イヤホンは左と右しかないので、2トラックです。
- もう少し詳しくトラックの説明をすると、、、
レコーディングの段階ではたくさんのトラック(または楽器の数だけのトラックを用意を使い録音されます。わたしがレコーディングに立ち会ったときは100トラックぐらいでした。
これを雑踏の中でも聞えるように最低限「メロディ(歌)」と「リズム」のボリュームを高めに調整します。
ですので、スピーカーで聞くと、歌とリズムはばっちり聞えてきますよね。
それはこういったテクニックが使われているためです。
音質を調節して自分好みの音を作る
音楽が好きな人なら、音質にこだわることと思います。
レコーディングエンジニアを経験している人だと、やはりレコーディングの段階でCDへ落とす(ミックスダウン)とき、音質は劣化することがわかると思います。
トラック数が100トラックあったものが、2トラックになるので劣化は必然です。
さらにサンプリング周波数というものがありますが、これもCD用に44.1KHzまで落とすのでこれも劣化につながる要因です。
サンプリング周波数は数値が大きいほど、アナログ波形に近いものになります。
DTM(デスクトップミュージック)などで作曲経験のある方だとこの劣化は経験しているかと思います。
音質の良い順序(参考)
大雑把ですが、音質が良い順序をならべてみました。
上から下に向けて音質は悪くなります。
- 生演奏:迫力満点!いうまでもないです
- レコーディングスタジオ:原音に近い音質で録音(実質生演奏なので迫力はすごい)
- CD/DAT/DVD
- WAV形式の音声データ
- MP3などの高圧縮データ
大別するとこんな感じです。
MP3などの高圧縮な音源は音が伝わるときの空気感や低・高音域をごっそり削り取っています。
音がこもって聞えるのはこのためです。
音質は出来れば調整して聞きたい!(まとめ)
音楽はなにより音質が重要です。
良い音楽データがあって、初めてそれらのデバイスが本領を発揮できます。
MP3などの高圧縮音源はスマホ容量の節約に貢献しますが、音楽をとことん楽しみたいかたにはぜひCD音質以上の音楽データで聴いてくださいね!
イヤホンも音質を追求していく上で重要なアイテムになります。
ソニーの完全ワイヤレスイヤホンについてレビューしていますので、音質調整と併せてごらんになってみてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。