Ruby on Railsのサーバー構築方法についてXserver VPSの機能を使って説明します。
Ruby on Rails(一般的にRoRやRailsと呼ばれる)は、Rubyというプログラミング言語で開発されたWebアプリケーションフレームワークで、さまざまな種類のWebアプリケーション開発に使用されています。
Webアプリケーションとはブラウザ上で動作するものを言う。
ツイッターやWordPressなどのCMS開発、APIサーバなど広い範囲でニーズがありますよね。
Railsは、スタートアップ企業や中小企業などで積極的に採用されていることが多いため、そういった企業でのニーズが高いことが一般的です。
Ruby on Railsを使ってWebアプリ開発の勉強をしたいならVPS環境を使うことをオススメします。
開発環境は作り直しをしたり、色々なことを試したりするので環境が不安定になることもしばしば…。
VPS(インターネット上のパソコン)を使うことで何度でも新しい環境に作り替えることができますし、自分のパソコンに依存することなく勉強が行えます。
この記事ではRuby on RailsをVPS上で動かすためのサーバー構築の手順をご紹介します。
Xserver VPSにRuby on Railsのサーバーを構築する【簡単な流れと選ぶべきプラン】
Ruby on Railsのサーバーを構築する流れは以下のとおり。時間にして10分~20分ぐらいでRuby on Railsサーバーが立てられます。
- Xserver VPSを申し込む
- 接続許可ポートを設定
- サーバー情報の入手
- Ruby on Railsの起動確認を実施
Xserver VPSの料金プラン【割引キャンペーン中】
月額料金は1ヶ月、12ヶ月、24ヵ月、36ヶ月の4パターンから選べます。長期利用を考えているなら1ヶ月契約よりも12ヶ月以上で契約することで誰よりもお得に契約することがができます。
プランは6種類と幅広く用意されています。MT4ひとつ動かすなら2GBプランで十分使えます。なお、下記は標準的な月額料金で1カ月契約のみキャンペーンは対象外です。
プラン | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
月額料金 | 1,150円 | 2,200円 | 4,400円 | 9,750円 | 22,100円 | 44,200円 |
Xserver VPSは安定性抜群なので、より勝てる運用が実現できます。
まずは短期間契約でXserver VPSがどんなものなのかを試してみるのも良いでしょう。1ヶ月契約~申し込めるので様子をみるのもアリ。どれぐらいの期間を勉強するかで契約期間を選ぶと良いでしょう。
ただし1ヵ月契約は12か月、24ヵ月、36ヶ月契約と比べると割高にはなります。
プランは後からアップグレード(プラン変更)ができますので、まずは2GBプランでも良いですね。
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【Xserver VPS】プラン変更をする方法【注意事項6つ】
続きを見る
料金の発生はいつ?
Xserver VPSでは、毎月15日を基準に申し込み月の料金の計算方法が変わります。料金を支払う前に「お支払い詳細」にて確認できます。
基本的には申し込み月は日割り計算となり、本契約は次月からと理解しておいて問題はありません。
2023年1/5~1/15までに申し込んだ場合
1カ月契約の場合、1/5から1/31までの日割り料金となり、有効期限は「2023年1/31」となります。
12カ月契約の場合、1/5から1/31までの期間は日割り料金となり、有効期限は「2023年12/31」となります。
24カ月契約、36カ月契約も12ヶ月契約の場合と同様の計算方法です。
2023/1/16~1/31までに申し込んだ場合
1カ月契約を1/25に申し込んだ場合、2023/1/25~1/31までの日割り料金 と2023年2/1~2/28(1カ月分)の月額料金となり、有効期限は「2023/2/28」になります。
12カ月契約を2023/1/25に申し込んだ場合、2023/1/25~1/31までの日割り料金 と2023年2/1~2024/1/31(12カ月分)の月額料金となり、有効期限は「2024/1/31」になります。
24カ月契約、36カ月契約も12ヶ月契約の場合と同様の計算方法です。
自分がいつから日割り計算になるか(上図の画面)は支払い方法の選択前で簡単に確認ができますので、安心して申し込み画面を進めることができますよ。
月額料金のほかにかかるお金はある?
月額料金以外は何も発生しません。以下はすべて無料です。ゼロ円。
- 初期費用 =0円
- 解約手数料 =0円
- サービス維持調整費 =0円
他社のVPSと比べてXserver VPSの性能はどう?
Xserver VPSはレンタルサーバーの老舗であり運用ノウハウは桁違い。選んで失敗なし。Xserver VPSは最上級クラスの設備を使っていることでも有名。
ベンチマークを実際に行い性能に嘘はないことも確認しています。
性能が気になる場合は実際にVPS3社の料金プランや最速級と呼ばれているVPSとの処理性能を比較した記事がありますので、そちらをご覧になってXserver VPSを使うか判断してみてはいかがでしょうか。
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Xserver VPSと他社VPSのCPU性能を比較【Windows版/Linux版徹底比較】
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Xserver VPSにRuby on Railsのサーバーを構築する方法【本編】
実際にXserver VPSの申し込み方法からRuby on Railsに接続できるまでを画像を用いて詳しくご紹介していきます。
Xserver VPSを申し込む
Xserver VPSの公式サイトへ入りましょう。以下のリンクから移動できます。
新規お申込みを選ぶ
初めてXserverのサービスを利用する場合は「すぐにスタート!新規お申込み」をクリックします。
すでにアカウントをお持ちの場合は「ログイン」をクリックしログインするとVPSの申し込み画面へ移動することができます。
会員登録を実施
お客様情報の入力をします。入力完了後画面一番下にある「次へ進む」をクリックします。
登録したメールアドレスへ「メールアドレス確認」が送られてきますので、認証コード(確認コード)をメモします。スマホのメールアドレスの場合はスマホでメールを確認しましょう。
確認コードを入力し「次へ進む」をクリックします。
入力内容を確認し「この内容で登録しサーバー申し込みへ進む」をクリックします。
VPSの申し込み
プラン・契約期間・利用したいサーバー・イメージを選びます。選択完了後「お申込内容を確認する」をクリックします。
申し込み情報を入力します。矢印の順に進めて行くとわかりやすく設定ができます。ちなみに「サーバー名」が必須になっていますが、いじる必要はありません。
- プラン:2GB以上
- 契約期間:1か月、12か月、24か月、36か月
- イメージタイプ:アプリケーション「Ruby on Rails」
- rootパスワード:英数字記号を2文字混ぜた9文字以上
アプリケーションはいくつも用意されているので下記をクリックしてすべてのアプリケーションを表示させます。
申し込み内容を確認し「お支払いへ進む」をクリックします。
支払い方法を選択する
支払方法尾はクレジットカード払いと後払いが選べます。ご都合が良い方を選びましょう。
カード情報を選んだ場合、カード番号情報を入力し「確認画面へ進む」をクリックします。
「支払いをする」をクリックします。
申し込み完了!
下記の画面が確認できましたらXserver VPSの申し込みは完了です。3分~5分ほどで完了できました。
申込が完了するとサーバー設定が開始されます。体感で10分ほどで設定が完了します。
設定完了後の画面
利用期限が表示されればVPSの利用準備は整ったことを示しています。
接続許可ポートを設定
SSH接続を行うため、接続許可ポートを設定します。
VPS管理のVPSパネルで「接続許可ポート」の項目にある「変更」をクリックします。
「全て許可」の「ONにする」にチェックを入れます。設定後「接続許可ポートを設定する」ボタンをクリックします。
全て許可になりました。
VPSにコンソール接続をする
Xserver VPSで作ったRuby on Railsに接続するためのIPアドレス・パスワードを入手する必要があり、コンソールへ接続をします。
もし稼働中以外の場合は「電源操作」をクリックし「起動」をクリックすればOKです。
コンソール画面が表示されたら以下の情報を使ってログインし、赤枠部分をメモしておきます。
- login:root
- Password:Xserver VPSに申し込んだときに設定したrootパスワード
Ruby on Railsのデモサイトにアクセス
メモしたURLを使ってブラウザからアクセスしてみましょう。Controllers#indexが表示されればOK。
http://IPアドレス/demo/
Ruby on Railsを使うために必要なツール
Ruby on Railsのライブラリは基本的にRubyGemsの公式サイトにgemとしておかれています。
gemとはRuby on Railsにプログラムを追加機能を提供するパッケージのことです。言い方を変えると「Gemは既に作成された便利なツールや機能を、簡単に自分のプログラムに取り入れることができるパーツ」のようなもの。
それらツールをインストールしていくためにはコンソール画面を使用します。
Xserver VPSにはブラウザ上からコンソールにアクセスできるツールがありますが、おまけ機能のようなものです。あまり使い勝手は良くありません。
これからご紹介するTera Termはコマンドのコピペやファイルの転送が簡単にできる無料のツールです。色々なエンジニアが使っているツールですのでぜひ使いこなせるになっておきましょう。
ただMacはTera Termが使えないので引き続きVPS管理パネルから起動できる「コンソール」を利用すればOK!Windowsを使ってる人も「Tera Termは不要かな」って思えばコンソールで問題なしです。
Tera Termの公式サイトからアプリをインストールします。
tera-term-4.106.exeをクリックします。
自動でダウンロードが始まらない場合はファイル名をクリックします。
ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックするとインストールが開始されます。基本すべてそのままでOKです。
インストールが完了しました。「今すぐTera Termを実行する」をクリックします。
接続画面が表示されますので、「ホスト」にVPSパネルに表示されているIPアドレスを入力し、サービスに「SSH」を選びます。最後に「OK」をクリックします。
警告が出ますが「続行」をクリックします。
ユーザ名に「root」、パスフレーズに「rootパスワード」を入力し、「OK」をクリックします。
VPS(Ruby on Rails)にログインすることができました!
Gemのひとつ「bundler」をインストールするには以下のコマンドを入力します。
gem install bundler
便利ツールについては以下のサイトが参考になります。
https://magazine.techacademy.jp/magazine/9776
Ruby on Railsってどうやって勉強すれば良いの?
特にプログラミング初心者がRuby on Railsを勉強するには独学ではかなり厳しい印象です。
今回Xserver VPSを使ってRuby on Railsをインストールしていますが、これすらもゼロからインストールとなると控えめに言っても初心者には無謀。
最低限でもサーバー構築はVPSに任せておいた方が無難です。開発環境(勉強のための環境)は作り直すことが良くあるのでワンクリックで作り直せるVPSは賢い選択。
勉強法についてはいくつかあります。主に3つ。というかこれぐらいしかないです。
- 教則本
- スクール
- 独学
まず確実におすすめしないのが「独学」。ネットで情報が転がっているとは言え、専門的すぎる内容なので肝心なところが抜けていたりすることがほとんど。しかも大半が英語。
独学はお金がかからない点ではメリットですが、本来の目的を達成することはほとんど無理。独学経験の9割は挫折しています。IT業界で優遇されているジャンルなのにこれではもったいない。
一番のおすすめは「スクール」を利用すること。
独学はすべてわからない状態から始めるのでひたすらに時間が無くなっていきますが、スクールでは経験者(現役エンジニアが講師)が教えてくれるので知っておくべき内容や知識をドンドン教えてくれます。
また課題もあなたのレベルに合わせて出してくれるので学びやすさが独学と比べて天と地ほど違います。
Ruby on Railsの勉強で一番分かりやすいスクールをひとつ選ぶならテックアカデミーのWebアプリコースですね。
無料相談も受け付けてくれますし無料体験もあり。オンラインスクールなのでいつでもどこでもOK。
転職支援コース(Webアプリ有り)を利用することで国から補助金(最大で38万円)がもらえます。
本気でRuby on Railsを勉強するなら独学はダメ。お金がもったいないという理由で独学を選ぶのであればWebアプリエンジニアを諦めて今の仕事を続けた方が全然稼げます。
ただWebアプリエンジニアはどんどんニーズが高まっているので、将来の仕事に不安を抱く必要がないことは確実でしょう。AIを開発するのも人間であり、開発系エンジニアが淘汰されることはなし。
【Xserver VPS】Ruby on Railsのサーバー構築方法:まとめ
Xserver VPSを使うことでRuby on Railsの開発環境をワンクリックで構築することができます。
Ruby on Railsはスタートアップ企業やWebアプリ開発をメインにする企業にとって貴重なプログラミングです。
Ruby on Railsの勉強で一番分かりやすいスクールをひとつ選ぶならテックアカデミーのWebアプリコースですね。無料相談も受け付けてくれますし無料体験もあり。オンラインスクールなのでいつでもどこでもOK。
転職支援コース(Webアプリ有り)を利用することで国から補助金(最大で38万円)がもらえます。
本気でRuby on Railsを勉強するなら独学はダメ。お金がもったいないという理由で独学を選ぶのであればWebアプリエンジニアを諦めて今の仕事を続けた方が全然稼げます。
ただWebアプリエンジニアはどんどんニーズが高まっているので、将来の仕事に不安を抱く必要がないことは確実でしょう。AIを開発するのも人間であり、開発系エンジニアが淘汰されることはなし。
ぜひVPSとスクールを活用してみて下さい。
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