- 副業としてブログに挑戦したいけど、個人情報が漏れないかが心配…
- 最近ブログを始めたけど、会社に身バレしないか不安…
匿名でブログをしているのに、気が付いたら個人情報が漏れていた…。こんな事態はなんとしても避けたいですよね。
そこで、本記事では個人情報がばれる原因や、副業でWordPressのブログを運営するときの注意点などをご紹介します。
読み終えれば、ブログを運営する際の個人情報に関する注意点を深く理解できるため、ぜひ参考にしてくださいね。
そもそも個人情報が漏れる原因とは?
そもそも、ブログ運営をしていて個人情報が漏れる原因は、個人情報に関する内容をブログに載せていることです。
「このくらいなら大丈夫だろう」という安易な気持ちで個人情報を小出しにしてしまい、複数の記事を組み合わせることで個人を特定されてしまうことも。
個人情報を特定されないためには、文面や写真の内容に細心の注意を払う必要があります。
現在副業でWordPressのブログを運営している人や、これからブログに挑戦しようとしている人にとって、個人情報が漏れないかは重要な問題ですよね。
しかし本記事で紹介する注意点を踏まえてブログ運営をすれば、個人情報が漏れるリスクを最小限に抑えられるため、ご安心ください。
副業でWordPressのブログを運営するときの注意点
個人情報を守りつつブログ運営をするには、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。
この章では、副業でWordPressのブログを運営するときの注意点をご紹介します。
個人情報をどこまで開示するか事前に決めておく
人によって、個人情報をどこまで秘密にするかの線引きは異なります。
例えば住民の多い地域に住んでいる人と、住民の少ない地域に住んでいる人とでは、住んでいる地域を公開するリスクの度合いは変わってきます。
また、勤め先の情報を少しは開示しないと、書けない記事もあるでしょう。
個人情報を開示するメリットとリスクを想定したうえで、情報開示のルールをあらかじめ決めておくことをおすすめします。
一度決めたルールはしっかりと守らないと「いつの間にか隠すはずだった個人情報が漏れていた…」という事態になりかねないため、注意が必要です。
写真を公開する際にはExif情報を消す
テキストだけでなく、写真で個人情報が漏れてしまうこともあります。
写真に写った風景から個人情報が漏れる場合もありますが、Exif情報を消さずに写真を公開してしまい、住所を特定されてしまうこともあります。
Exif情報とは
Exif情報とは、デジタル機器で撮影した写真のほとんどに自動で付与されるデータのことです。
Exif情報のなかには、
- 撮影したカメラの機種
- 撮影時の位置情報
- 写真を撮影した日時
などの情報が含まれています。
例えば、自宅でペットの写真を撮影しExif情報を消さずにブログ記事にアップしてしまうと、自宅の位置情報が筒抜けになってしまうのです。
Exif情報の消し方
自宅や近所で撮影した写真でも、Exif情報を消せば安全にブログに載せられます。
Exif情報は、パソコンの場合はソフトを、スマートフォンの場合はアプリを使えば削除することができます。
特におすすめのソフト及びアプリは、以下の通りです。
- パソコン(Mac):ImageOptim
- パソコン(Windows):F6 Exif
- スマートフォン(iPhone): HashPhotos
- スマートフォン(Android):Photo exif editor
上記のソフトやアプリを使えばExif情報を簡単に削除できるため、ぜひ活用してみて下さいね。
記事の中にフェイクを入れる
ブログに記載する内容は、全て事実でないといけないわけではありません。
個人情報を守るためには、ところどころフェイクを入れるのも有効な手段。
たとえば、、、
- 娘のことを「息子」に
- 有人のイニシャルを仮名に
- 本当はマンションに住んでいるのに一軒家に住んでいることに
一方、「ある記事ではマンションに住んでいると書いてあったのに、他の記事では一軒家に住んでいることになっている…」など記事ごとのつじつまが合わなくなると、信憑性が薄れる場合もあります。
すべての記事で、統一した内容の情報を開示すると良いでしょう。
ブログ内で販売をする場合バーチャルオフィスを使う
ブログ内で商品やサービスの販売をする場合は、個人情報を守るためにバーチャルオフィスを使うのがおすすめです。
詳しく説明していきます。
「特定商取引法に基づく表記の記載」とは
ブログ内で商品やサービスの販売をする場合、「特定商取引法に基づく表記の記載」が必要になります。
「特定商取引法に基づく表記の記載」とは、「特定商取引法」という法律によって定められており、以下の情報を記載しなければいけません。
- 事業者の氏名 ※
- 事業者の住所 ※
- 事業者の電話番号 ※
- 事業者のメールアドレス
- 業務の責任者の氏名 ※
- 販売価格
- 販売価格と送料以外の費用
- 代金の支払い時期と方法
- 商品の引渡し時期
- キャンセルや返品
- 申込の有効期限
- 商品の瑕疵
- ソフトウェアの動作環境
- 継続した商品提供
- 特別な販売条件
- カタログ等の送付
なお、「※」がついている項目に関しては省略が可能です。
しかし、情報開示を求められたら一週間以内に提供することが条件となっています。
つまり、情報開示を要求されたら氏名・住所・電話番号などの込み入った個人情報を開示しなければいけないのです。
これらの情報が悪質な人の手に渡ってしまったら、確実に個人を特定されてしまうでしょう。そこで注目を集めているサービスがバーチャルオフィスというものです。
バーチャルオフィスとは
バーチャルオフィスとは、バーチャル(=仮想の)とオフィス(=事務所)を組み合わせた言葉です。
物理的な実体はなく、住所のみを借りられるサービスです。バーチャルオフィスの多くは住所の登記が可能なため、自宅の住所を公開せずに済みます。
レンタル料はピンキリで、安くて1,000円代から高くて10,000円以上する場合もあります。ローカルなエリアほど安く、一等地や駅の近くなどは高い価格設定となっています。
自宅の住所を隠す目的なら、月額1000円代のバーチャルオフィスで十分でしょう。少しの出費で住所が知れ渡るリスクを抑えられるなんて、嬉しいですよね。
バーチャルオフィスについては当ブログでも詳しくご案内しています。
-
【個人事業主におすすめ】格安バーチャルオフィス3社を徹底ガイド
続きを見る
ブログ用のメールアドレスを使う
WordPressのブログを運営する際には、メールアドレスと紐づける必要があります。
その際、プライベート用のメールアドレスではなく、ブログ専用のメールアドレスと紐づけることをおすすめします。
なぜなら、プライベート用のメールアドレスを使っていると、うっかり署名をつけて送信してしまい本名がバレてしまうこともあるためです。
ブログに紐づけているSNSでも個人情報に気を付ける
ついついやりがちなのが、ブログ内では個人情報を隠していても、ブログに紐づけたSNSで個人情報を漏らしてしまうことです。
ブログに紐づけたTwitterやFacebookに家族の写真を載せてしまったり、勤め先の情報を公開してしまったり…。
どれだけブログ内で注意していても、SNSから個人情報が漏れてしまっては本末転倒です。
くれぐれも注意しましょう。
個人情報を守るためにはブログ内に載せないほうが良い情報
ここからは、個人情報の流出を防ぐために、ブログ内に載せない方が良い情報について解説します。
先述した通り、人によって開示したくない個人情報には差があるため
- ざっくりとした年齢だけは公開しよう
- 関東地方に住んでいることだけは記載しよう
といった具合に各自で取捨選択してください。
記事内には入れない方が良い情報は、以下の6項目です。
住んでいる地域
住んでいる地域を掲載してしまうと、最悪の場合住所を特定されてしまいます。
住所の特定は、自分だけでなく一緒に住んでいる家族にも迷惑が及ぶこともあるため、要注意です。
はっきりと「〇〇に住んでいます」と書いていなくても、
- 東京ディズニーランドまで電車で30分
- 渋谷まで電車で一本
などの情報が複数あると、住所特定につながります。
年齢
年齢も、個人情報のひとつです。
年齢だけでは個人の特定につながらなくても、イニシャルなどの他の個人情報といっしょに流出してしまえば、個人の特定もされかねません。
とはいえ、ブログの都合上年齢を公開したい場合もあるでしょう。おすすめは「アラサー」や「20代前半」など、ざっくりとした範囲で公開することです。
ピンポイントで年齢を開示するのに比べ、リスクを減らせます。
イニシャル
個人情報の流出を防ぐには、イニシャルを公開することも避けるべきです。
イニシャルだけでは特定が難しくても、年齢や住んでいる地域が分かるとある程度絞られてしまいます。
イニシャルを使いたいときには、本当のイニシャルを使うのではなく嘘のイニシャルを使えば、特定される危険性が下がります。
家族の情報
自分の情報を守るのはもちろんのこと、配偶者や子供の情報をうっかり漏らさないよう気をつけましょう。
奥さんの勤め先の情報や、子供が通っている保育園の情報が漏れてしまうことはとても危険。
大切な家族を特定されないように、ところどころにフェイクを入れることをおすすめします。
勤め先
勤め先が特定されてしまうと、会社にも迷惑が及ぶ場合があります。
直接会社名を載せなくても、業務内容・社風・会社の規模・業界などを開示すると特定につながります。
特に、ニッチな業界・業種の企業や規模の大きい有名企業は特定されやすいため、細心の注意を払いましょう。
万が一ブログで個人情報が流出してしまったらどうする?
ここまで、ブログ運営をする上で個人情報を守るために、注意すべきことを解説してきました。
しかし、どんなに気を付けていても、うっかりと個人情報を公開してしまう可能性は0とは言い切れません。
そこで、個人情報を流出させてしまった際の対処法についてもご紹介します。
公開してしまった個人情報を迅速に削除する
誤って勤め先の込み入った情報をブログに載せてしまったり、Exif情報を消していない写真を載せてしまった場合には、発覚した時点で迅速に削除しましょう。
公開直後や作り立てでアクセスの少ないブログであれば、すぐに情報を消せば大事にはならない場合が多いです。
日ごろから他人の悪口などはなるべくブログに書かないようにする
あなたの個人情報が流出してしまった場合、ブログの内容が悪口や他人への批判ばかりでは、炎上したり日常生活に支障を来したりする恐れがあります。
例えば上司の悪口を大々的に記載したブログが、個人情報の流出により会社にバレてしまった場合、日常生活に支障を来すのは火を見るよりも明らかですよね。
このような事態を防ぐためにも、日ごろから他人の悪口などはなるべくブログに書かないようにしましょう。
名誉棄損をされた場合は損害賠償請求ができる
PV数の多いブログに個人情報を載せてしまい、インターネット掲示板で誹謗中傷などの被害に遭った場合は、弁護士に相談しましょう。
名誉棄損が認められれば、精神的な損害に対する慰謝料を請求できます。
発信者情報開示請求というものがありますので、あまりに悪質な場合はその証拠をつかみ弁護士へ相談すると良いですよ。
相場としては、10~50万円程度の慰謝料を受け取れることが多いようです。
適切な対策をすれば個人情報を守ってブログ運営ができる!:まとめ
ブログを運営するにあたり、個人情報の流出は極力避けたいものですよね。
個人情報が流出しあなたの住所や家族の情報、勤め先などが特定されてしまえば、あなたにも周囲の人にも被害が及びます。
しかし、本記事で紹介した適切な対策をすれば、個人情報を守りながらブログ運営をすることは十分可能です。
ブログ運営は、収益を見込める上にあなた自身の成長に繋がる素晴らしい副業です。
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最後までお読みいただきありがとうございました。