こんな疑問にお答えします。
ドライブレコーダーのほとんどはSDカードと呼ばれる記録媒体に動画を録画していきます。
ご存知のように下記のようなカードをSDカードと呼びます。
ドライブレコーダーに録画できないときは録画に適したSDカードを確認する
SDカードにはクラスという規格があります。
なかでも「スピード」は重要なキーワードで、つねに録画を続けるドライブレコーダーは記録と削除を繰り返すため、読み込み速度が非常に重要です。
- SDカードの規格一覧
撮影する動画のサイズ | スピードクラス | UHSスピードクラス | ビデオスピードクラス | 転送速度 |
8K | ー | ー | 90MB/秒 | |
ー | ー | 60MB/秒 | ||
4K | ー | 30MB/秒 | ||
Full HD | 10MB/秒 | |||
HD~Full HD | ー | 6MB/秒 | ||
HD | ー | ー | 4MB/秒 | |
SD | ー | ー | 2MB/秒 |
8K、4Kのドライブレコーダーはないかも知れませんが、現在主流となっているのが、Full HDに対応しているドライブレコーダーです。
お店などで買われた場合、店員さんに「画像はきれいなほうが確実な証拠になります。」とFull HD対応のドライブレコーダーをすすめられた方もいるでしょう。
実際、Full HDのほうが、相手の車種なナンバーをくっきり映し出せますし、Full HDに対応しているドライブレコーダーであればその点は安心でしょう。
下記の製品がFull HDに対応しています。ちなみに、1080Pと書かれてあるものがFull HDとなります。
前後を録画できるものもあります。
あおられている怖さはありますが、録画しているので、証拠もバッチリという余裕が生まれます。
ドライブレコーダーの録画に適切なSDカードはどれか
クラスごとの違いを示した表にて、SDカードには画質によって得意不得意なクラスがあることはわかって頂けたかと思います。
Full HDのドライブレコーダーであれば、最低でもスピードクラス10のSDカードが必要ということになります。
ちなみに、Full HDのドライブレコーダーにスピードクラス「6」や「4」のSDカードを使うとどうなるか。
ドライブレコーダーに録画することができません。
少し詳しく書くと動画が断片的になり、肝心な部分で記録されないという事態が起こります。
ドライブレコーダーに適切なSDカードはCLASS⑩と書かれたものを購入することが重要です。
SDカードの場合
micro SDカードの場合
下記のSDカードがFull HDに対応した製品の抜粋です。
ちなみにUHS規格は高価です・・・。
安いものは規格が適切かしっかり確認する
SDカードは安価なものから高価なものと幅広くあります。
「SDカードなら何でもいい」というわけではなくドライブレコーダーやスマホが要求しているクラスには最低限対応する必要があります。
つい安くいからと良く確認もせずに購入したSDカードは、「実はクラス2や4の場合」だったりします。
この規格ではドライブレコーダーにはほとんど録画できませんので、まずは価格よりもクラスをチェックするようにしてください。
ドライブレコーダーに録画できないと感じたら(まとめ)
SDカードは規格があり、その規格で読み書きのスピードが異なってきます。
録画できない、なんでだろう~と思ったら、まずはSDカードがレコーダーが要求している規格であるか確認してください。
SDカードの規格が正しければ・・・
ドライブレコーダーは常に録画を続けます。
SDカードにあるデータはどんどん上書きされていきますが、SDカードはデータが読み書きするたびに劣化していきます。
ですので、たまにSDカードをフォーマットするなど、リフレッシュが必要です。
リフレッシュしてもだめならSDカードは寿命ですので、取り替えてください。
ドライブレコーダーの日時は乗車のたびに確認する!
ドライブレコーダーは日時を記録します。
日時は万一事故に遭われた際の証拠に非常に重要です。
冬などは車のバッテリーが上がりやすいです。
古いバッテリーなどはある日突然上がっていたり…。
そうすると、しばらくはドライブレコーダーのバッテリーで待機しますが、やがてバッテリーはなくなります。
すると、ドライブレコーダーは待機電力を失い、すべてが初期化されます。
その状態で事故に遭われてしまった場合、証拠して採用されない可能性も十分考えられますので、乗車の際は必ず日時を確認しましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。