Xserver VPSのWindows版VPSの契約を考えているんだけどデメリットって何があるんだろう…。
Xserver VPSのWindows版VPSは高性能なサーバーを使っています。一見するとデメリットはなさそうに見えます。
そこでこの記事では気が付きにくいデメリットをご紹介。
デメリットを知ればXserver VPS Windows(現:Xserver VPS for Windows Server)をより賢く使いこなすことができます。
Xserver VPS for Windows Serverのデメリットは2つ
色々な企業のWindows版を使ってきてわかったことは、Xserver VPS for Windows Serverのデメリットは2つ。これさえ押さえておけば最高性能級のサーバーを使いこなすことができます。
デメリットはこれ
- 料金が高く感じる
- 無料体験がない
詳しく説明します。
料金が高く感じる
Xserver VPS for Windows Server(以降はXserver for Windowsと呼びます)は基本的にキャンペーンを行っていません。その代わりに他社よりも月額料金は安く設定されています。
いくつか比較してみましょう。契約月数は12ヶ月です。また、キャンペーン中の金額は比較にはならないので、通常価格で比較します。
比較対象 | プラン | 初回契約時 | 更新時 |
Xserver for Windows | 2GB | 2,090円 | 2,090円 |
お名前.comデスクトップクラウド |
2.5GB | 2,585円 | 2,585円 |
Ablenet | Win2 | 1,392円 | 2,397円 |
申込しやすさはAblenetですが、以降は2,397円となりXserver for Windowsの料金を越えます。お名前.comデスクトップクラウドも同様。
使い続けていくとXserver for Windowsが一番安いことがわかりますね。
なので、もし料金の高さにデメリットを感じていた場合、デメリットは解消されたはず。
とは言え、Windowsのライセンスに詳しい人はまだ本当に安いのか疑っているかもしれません。
Windowsはリモートデスクトップ接続を行う場合、リモートデスクトップ接続を行うためのライセンス料金が毎月必要になります…。さすがMicrosoftと言った感じですね(汗)
これらは企業努力で価格差があります。
リモートデスクトップ接続ライセンス(RDSライセンス)は下記企業では以下のとおり。
比較対象 | RDSライセンス料金 |
Xserver for Windows | 990円/月 |
お名前.comデスクトップクラウド |
0円/月 |
Ablenet | 1,250円/月 |
お名前.comデスクトップクラウドは0円です。ただし「サービス維持調整費」というものが253円かかりますので、名目は違いますが253円が加算されます。
合計するとこんな感じ
比較対象 | プラン | RDSライセンス | 初回契約時 | 更新時 |
Xserver for Windows | 2GB | 990円/月 | 2,090円 | 2,090円 |
お名前.comデスクトップクラウド |
2.5GB | 0円/月 | 2,838円 | 2,838円 |
Ablenet | Win2 | 1,250円/月 | 1,392円 | 2,397円 |
このようにすべてをキッチリ比較することでXserver for Windowsは驚くほど高いわけではないことがわかったのではないでしょうか。
Linux版では2GBプランへは変更ができないけど‥?
Xserver VPSのLinux版VPSでは、2GBプランへの変更ができませんでした。一度上位のプランに上げてしまうと2GBプランへは戻れません。
ただし、Xserver for Windowsでは2GBプランへの変更が可能。4GBから2GBなど柔軟に対応できます。
4GBを使ってみて多いかなと感じたらそのまま2GBへのプラン変更が可能です。
ただし、プランを下げたことによる月額料金の差額は戻ってこないので、契約期間満了時に変えた方が損をしません。
プラン変更についての注意点ややり方については別途記事をまとめましたので、ご参考ください。
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【Xserver VPS for Windows Server】プラン変更をする方法【注意事項5つ】
続きを見る
無料体験がない
他社によっては支払い方法を設定することで10日間無料で使えるところもあります。ただ、契約が前提だったりすることもあるので注意。
はじめて使う機能はやはりどこか不安だったりしますよね。契約しても本当に自分のパソコンから操作することができるのか、本当に動作が軽いのか…。
使ってみないとわからないことが沢山。
Xserver VPSのWindows版VPSも残念ながら無料体験はありませんが、1ヵ月契約ができ、かつ2GBプランという小さなプランで申込ができます。
他社では「契約する代わりに1ヶ月無料」「1ヵ月契約できますよ、でも最低3ヵ月は使ってね」という形式が多い中Xserver VPSのWindows版VPSは1ヵ月だけの契約が可能。
不安は最小限で済みます。
【Xserver VPS】Windows版VPSのデメリットが気になるならLinux版VPSも有り…だが。
Xserver for Windowsは他社と比較してそれほど料金が高いものではないことがわかりました。
でも、もっと月額料金を抑えたい…となるとLinux版VPSを選ぶ必要が出てきます。
ただし、Linux版はかなり用途が限られてしまう点がデメリット…。もともとLinuxはサーバーとして動くことが前提になっていますので、Windowsのような使い方は正直苦手。
最近はアプリが充実してきていますが、やはり現状Windowsには勝てません。これはエンジニア視点だからこそ言えます。
ちなみにLinuxにすると起こり得るデメリット
- MT4を使う場合「通知機能」「MQL5」は使えない
- Microsoft Officeが使えない
- Microsoftが作っているアプリは動かない
- Windowsベースのアプリの動作は期待できない
MT4とはFX取引をするときに使われるツールですが、Windowsベースで作られているため「通知機能」「MQL5」が使えません。MT5ではMQL5は使えますが「通知機能」は動きません。
Microsoftが提供しているアプリやツールは動かないと思っていただいてOKです。
Windowsベースのアプリの動作はWineというLinuxとWindowsアプリの間に入るアプリがありますが、文字化けを起こしてしまったりすることもあります。
ただ、MT4/MT5については相性も良く「通知機能」は動きませんが取引には支障が出ない点は嬉しいメリットだったりします。安く使えますからね。良いものを安く使えるのはやっぱりうれしいです。
とは言え…。Linuxは設定などのハードルが高いことは否めません…。当ブログではLinux版の設定方法についてたくさん紹介していますので、ご参考いただけると幸いです。
ただあまりに安さを追求しすぎてしまうとお金を無駄にしてしまうだけ。
私個人としては月額料金がWindows版VPSより安いからと安易にLinuxにするのではなく、MT4/MT5やテレワなど、Windowsアプリを多用するならWindows版VPSを選ぶべき。
Xserver VPS for Windows Serverのデメリットって何があるの?:まとめ
Xserver for Windowsのデメリットは「月額料金が高く見えてしまう」こと。
他社製のVPSサービスをしっかり比較することでじつはそんなに高くはありません。むしろサーバー性能は驚くべきものなので少しの料金差ならむしろ使うべき。
Xserver VPSのサーバー性能を比較した記事がありますのですごさはわかるかと。
Xserver VPSではLinux版、Windows版どちらも同じサーバーなので十分比較対象になります。
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Xserver VPSと他社VPSのCPU性能を比較【Windows版/Linux版徹底比較】
続きを見る
性能よりも月額料金の安さを追求するならLinux版VPSを使うことになります。
設定に自信ありならLinux版VPSも十分あり。
ただし、設定のハードルはかなり高い点、想定外に設定につまずく点などある程度自分で解決できる能力に自信がないのであればWindows版VPSを選ぶべきです。
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