Misskeyの運営におすすめのVPSをご紹介します。
Misskeyを運営していく上で重要になるのが、ディスク容量。VPSはサーバー性能は良いと言われていますが、ディスク容量が少ない傾向にあります。
その容量の平均は50GB~100GBほど。安さを売りにするにはディスク容量を削るしかないんですよね。
今回はMisskeyサーバーを立てて運営するならどんなVPSが良いのか?と言うものについて選び方を解説します。
世にあふれているVPSサービスですが、サーバー性能、ディスク容量で見ていくとほとんどの人が以下の2サービスを選んでいます。
この2つのサービスはどちらもエックスサーバー株式会社が展開しているVPSサービス。じつはXserver VPSとシンVPSは明確に違いがあります。
そこで、この記事ではXserver VPSとシンVPSについて下記を基に比較します。
- プラン
- 契約期間・価格
- アプリイメージ
- サポ―ト
- 性能比較
取り急ぎ簡単に選び方について説明しておきます。
こんな場合はシンVPS
- Misskeyサーバーを大々的に公開する
- 大々的に公開するので、データベースのバックアップにもこだわりたい
こんな場合はXserver VPS
- Misskeyサーバーを招待性にして規模を制限して運営したい
- データベースのバックアップは不定期にできれば良い
それでは詳しく説明していきます。最後までご覧になって下さい。
MisskeyおすすめのVPSはどれ?【ポイントはディスク容量】
冒頭でも触れていますが、まずは改めて結論。用途に合わせて選べば失敗なし。
こんな場合はシンVPS
- Misskeyサーバーを大々的に公開する
- 大々的に公開するので、データベースのバックアップにもこだわりたい
こんな場合はXserver VPS
- Misskeyサーバーを招待性にして規模を制限して運営したい
- データベースのバックアップは不定期にできれば良い
それでは、Xserver VPSとシンVPSの以下5パターンを比較していきます。
- プラン
- 契約期間・価格
- アプリイメージ数
- サポ―ト
- 性能比較
プラン(CPU/メモリ/ディスク容量)
まずは、各サービスのプランとディスク容量を比較。
サービス名 | シンVPS | Xserver VPS |
プランの数 | 7プラン | 6プラン |
最低プラン | 512MB | 2GB |
最高プラン | 32GB | 64GB |
ディスク容量(最低容量) | 30GB | 50GB |
ディスク容量(最高容量) | 1.6TB(1,600GB) | 100GB |
表からわかるように、シンVPSの最大プラン時のディスク容量は1,600GB。Xserver VPSの最大プラン時の16倍…!これはかなりの容量。
シンVPSでは、最大プランとなる32GBを契約するとディスク容量が1,600GB(1.6TB)にもなります。
また最低プランとなる512MBはシンVPSにしかありません。単位を合わせると0.5GBとなり、あまりSNS運用には向かない容量に。
Misskeyは大規模な運用になるとディスク容量を多く消費するため、シンVPSはかなり魅力的。
プランを比較してみました。
※シンはシンVPS、XserverはXserver VPSを表しています。
シン | 512MB | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | ー |
Xserver | ー | ー | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
CPU/メモリ/ディスク容量を比較してみました。
※シンはシンVPS、XserverはXserver VPSを表しています。
512MB | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | |
シン | 30GB/SSD | 100GB | 150GB | 200GB | 400GB | 800GB | 1,600GB | ー |
1個/CPU | 2個 | 3個 | 4個 | 6個 | 8個 | 12個 | ー | |
512MB/メモリ | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | ー | |
Xserver | ー | ー | 50GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB |
ー | ー | 3個 | 4個 | 6個 | 8個 | 12個 | 24個 | |
ー | ー | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
青色で塗りつぶしている部分はCPU/メモリ性能はXserver VPSとシンVPSで同じです。ただし、SSD(ディスク)容量は圧倒的にシンVPSが有利。
塗りつぶし部分の範囲のプランを選ぶ場合、ディスク容量で選びましょう。
データベースの構築やデータ保存を多く必要とするMisskeyやMasotodonなどで中規模・大規模運営を考えているならシンVPS、小規模程度ならXserver VPSというような選び方をすればOKです。
なお、Xserver VPSやシンVPSはディスク容量を増やせるオプションがあります。
※シンはシンVPS、XserverはXserver VPSを表しています。
容量 | 料金 | |
シン | 100GB | 1,100円 |
Xserver | 200GB | 2,750円 |
Xserver VPSは、200GBで2,750円なので、100GB換算でも1,375円となり割高。ディスク容量重視ならシンVPSを選べば失敗することはありません。
契約期間・月額料金
契約期間についてはXserver VPSとシンVPSで同じです。
- 1ヵ月
- 12ヵ月
- 24ヵ月
- 36ヶ月
ただし最低利用期間が異なります。
- Xserver VPSは1ヵ月
- シンVPSは3ヵ月
シンVPSは1ヵ月契約は可能ですが、3ヵ月間は最低でも利用する必要があります。
長い期間使うことを想定している場合最低利用期間は気になりませんが、「1ヵ月だけ、2ヵ月だけで良い」という場合はXserver VPSを選べばコストを抑えて使うことができます。
月額料金を比較してみます。両サービスはキャンペーン中で下表よりも割安になっていますが、比較のため素の状態の価格(36ヶ月契約の場合の料金)で比較をしています。
※シンはシンVPS、XserverはXserver VPSを表しています。
512MB | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB | |
シン | 620円 | 820円 | 1,530円 | 3,091円 | 6,000円 | 12,001円 | 24,000円 | ー |
Xserver | ー | ー | 830円 | 1,700円 | 3,201円 | 7,200円 | 18,500円 | 38,000円 |
価格はXserver VPSが格安です。
シンVPSが高い理由、Xserver VPSが格安な理由はディスク容量の違いにあります。
CPUやメモリと違いディスク容量は物理的に設備を増やす必要があるためどうしてもコストがかかります。
CPUやメモリは仮想的に増やすことができるためコストが安く抑えられます。
保存重視に考えたときはシンVPS、処理性能重視に考えたときはXserver VPSを選べば間違いはないはずです。
アプリイメージ数で比較
VPSにはアプリイメージというものが用意されています。
アプリイメージとは完成品と言い換えることができ、例えばUbuntuアプリイメージならUbuntuの基本設定が完成している状態となります。
ほかにも、、、
- マイクラのマルチサーバー
- Misskey/Mastodonの基本設定
など、本来なら自分でOSをインストールし、プログラムをインストールという複雑で初心者には少し複雑な作業がアプリイメージというものでカバーされているというわけです。
そしてこのアプリイメージ内容や数はシンVPSと、Xserver VPSでまったく同じです。
ちなみに2023年11月現在でOSイメージは9種類、アプリイメージは53種類となっています。
サポートを比較
サポートを表で比較してみました。
シンVPS | Xserver VPS | |
電話 | 有り | 有り |
メール | 有り | 有り |
チャット | なし | 有り |
サポートの違いはチャットの有無です。
メールや電話でもサポートは十分です。チャット(平日10時~18時まで)は夜中には対応していないのであまり気にする部分ではないでしょう。
「どうしても」チャットでサポートを迅速に受けたいのであれば、Xserver VPS一択。
Misskeyサーバーを立てる方法
Misskeyサーバーを立てる方法をXserver VPSとシンVPSで公開しています。
シンVPSでMisskeyインスタンスの立てる!【完全ガイド】
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Misskeyサーバーの立て方(インスタンス)Xserver VPSで徹底解説【初心者】
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MisskeyなどSNS運用を安全におこなうにはバックアップも日ごろから取っておきたいところ。VPSは壊れないとしてもMisskey自体が壊れてしまうことはゼロではありません。
Misskeyのデータベースをバックアップについても公開していますので、併せてどうぞ。
-
Misskeyのデータベースバックアップ方法【初心者でもわかりやすく説明】
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MisskeyおすすめのVPSはコレ:まとめ
今回はMisskeyサーバーを立てて運営するならどんなVPSが良いのか?について解説しました。
世にあふれているVPSサービスですが、サーバー性能、ディスク容量で見ていくとほとんどの人が以下の2サービスを選んでいます。
この2つのサービスはどちらもエックスサーバー株式会社が展開しているVPSサービス。じつはXserver VPSとシンVPSは明確に違いがあります。
選び方については以下を基準にするとどちらを選べば良いかが一目瞭然。
こんな場合はシンVPS
- Misskeyサーバーを大々的に公開する
- 大々的に公開するので、データベースのバックアップにもこだわりたい
こんな場合はXserver VPS
- Misskeyサーバーを招待性にして規模を制限して運営したい
- データベースのバックアップは不定期にできれば良い
VPSの差別化ポイント。
- Xserver VPSは、ディスク用量が抑えられている分格安。
- シンVPSは、ディスク容量が豊富に用意されている分Xserver VPSよりもコスト高。
ディスク容量が多ければMisskeyを丸ごとバックアップをしておくことも可能。データベースのバックアップと併せておくと完璧ですね。
安全なMisskey運用に自信がない場合はシンVPSのディスク容量を活かしてバックアップを日ごろから取っておけばいざというときも安心。
逆にMisskey運用に自信がある場合はXserver VPSでコストを抑えた運用が実現できます。
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MisskeyサーバーのおすすめVPSを選ぶときによくある質問
MisskeyのおすすめVPSを選ぶときに良くある質問をまとめています。もちろんこちらで解決できない内容はお問い合わせくださいませ!
Misskeyってなんですか?
Misskeyは日本発の分散型SNS(ミニブログ)です。オープンソースソフトウェア。2014年に開発が始まり現在も運用されている。
代表的なMisskey.ioの利用者は25万以上になり、ネットミームなども生まれている。
Misskeyサーバーを立てるならどのVPSがオススメですか?
Misskeyサーバーを立てるなら以下の2つのVPSがオススメです。
上記はどちらもエックスサーバー株式会社が運営・管理しているVPSでそれぞれに特徴があります。
Xserver VPS 月額料金はシンVPSよりかなり安いが、ディスク容量は少な目。 シンVPS 月額料金はXserver VPSより少し高めだが、ディスク容量が大容量。 サーバー処理性能に関してはどちらも同じなので、ディスク容量を多く使うか少なく使うかで選べばOKです。
エンジニア視点からコメントするとMisskeyサーバーなどのSNS運用にはディスク容量が多い方が安心なので、シンVPSを選びます。
Misskeyサーバーでおすすめのプランはどれですか?
Misskeyサーバーを立てる上でおすすめのプランは2GB以上です。
Misskeyサーバーは非常に動作が軽いので、まずは2GBプランで始めることをオススメします。Xserver VPSは上位プランへの変更がとても簡単です。下位プランへ下げることは出来ないので注意が必要です。
Xserver VPSのプラン変更方法にて詳しく説明しています。
Misskeyサーバーのデータベースをバックアップする方法は?
Misskeyサーバーのデータベースをバックアップする方法は3つあります。
- VPSを丸ごとバックアップ
- 手動でバックアップ
- 自動で定期的にバックアップ
VPSを丸ごとバックアップする方法は簡単ですが、VPSを丸ごとバックアップするのでディスク容量を多量に消費し望ましくありません。
下記に紹介するMisskeyサーバーのバックアップ方法はデータベースのみを保存する方法について説明していますので、ご参考にどうぞ。
Misskeyサーバーの月額料金はどれぐらいですか?
VPSサービスやプランによって一概には言えませんが、一般的には月額1,000円~2,000円ぐらいでMisskeyサーバーを立てることができます。
キャンペーンで割安になることが多いので、キャンペーン中を狙うのもオススメ。