Pythonを実行する場合、手元にあるパソコンをサーバーとして構築し、Pythonをインストールしなければならないとお考えではないですか?
良くある手法として、使わなくなったパソコンをサーバーとして動かすというパターンが良くありますが、これだと、共有することがとても困難になります。
遠隔操作で使う場合、あなたの自宅ではパソコンを常に動かしておく必要もあり、電気代や、パソコンのメンテも必要となり結構手間がかかるんですよね。
筆者もサーバーを共有して共同でPythonで開発していたころは使いたいときにサーバーが動いていないことも多く不便を感じてました。
そこで注目されているのがVPS。
VPSはVirtual Private Serverの略で専用サーバーという意味があります。
VPSでは有料サービスですが、プランによっては1,000円~使うことができます。共同で開発などしている場合は料金を折半することで、格安運用ができます。
メンテも不要で、サーバーを再構築したい場合もワンクリックで簡単に作り直すことが可能。
この記事では、Pythonが動かせるおすすめのVPS4サービスをご紹介。開発をスムーズにするためにVPSを検討してみましょう。
そもそもPythonってなに?
「Python VPS おすすめ」などのキーワードで記事へお越しいただけたなら今更不要の説明かもしれませんね。
念のため説明しておくとPythonとはオランダ人のグイド・ヴァンロッサムという人が開発したプログラミング言語です。
最近有名なChatGPTはPythonで開発されています。
ちなみにPythonの需要は非常に高いです…!エンジニアを目指すならPythonは扱えて絶対損はありません。
エンジニア需要も非常に高いので、エンジニアに興味があればVPSを使ってPythonは勉強するべきでしょう。
VPSは壊れる心配もないので、Pythonを使い倒して動作がおかしくなってしまっても、VPSを再構築すれば良いだけ。これが超便利なんですよね…!
あまり知られていませんが、壊して修復することも技術スキルアップにつながります。なんで動かなくなったんだろうと考えることも重要。なので、プログラミング言語を勉強する環境にVPSってかなり有効なんです。
Pythonの勉強として利用されるのがRaspberry Pi。手軽でロボット操作の勉強にはRaspberry Piは欠かせません。
Pythonの勉強にRaspberry Piが欲しい。でも、Raspberry Piってどれを買えば良いのかわからない…。そんなあなたに刺さる記事も併せてどうぞ。使い方までを徹底解説しています。
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【ラズパイ初期設定】Raspberry Pi4を使った設定方法から遠隔操作まで徹底解説
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PythonをVPS(仮想環境)で使うおすすめの理由【メリット】
PythonをVPSで使うおすすめの理由【メリット】と題してますが、まずはデメリットを。
有料です。
ただこれだけです。それ以外なにもありません。お金を払うこと自体がデメリットと感じた場合、VPSを使う理由はあなたにはないでしょう。
次は、PythonをVPSで使うおすすめの理由をご紹介します。
- 開発環境を共有できる
- サーバーの再構築が簡単
開発環境の共有、サーバー再構築が簡単という理由だけでVPSは使う価値ありです。
開発環境を作ること自体とても時間がかかりますし、それを考えるならワンクリックで再構築ができるVPSは大きなメリットです。
開発環境の共有もかなりのメリット。遠隔操作ができるので、ふと思ったコードを試す程度ならどこからでも入力ができるので、効率よく開発を進めることができます。
PythonはWindows版VPSとLinux版VPSどっちで動くの?
PythonはWindows版VPS、Linux版VPSどちらでも動きます。インストール難易度としてはWindows版VPSが簡単です。
Pythonのインストール方法は下記のとおり
- Windows版VPS:インストールウィザードでインストール
- Linux版VPS:コマンドラインでインストール
とは言え、Python自体はコマンドラインで動くのでインストールの難易度は気にする必要はないでしょう。
Windows版VPSか、Linux版VPSはお好きな方を選んで全く問題なし。
月額料金はLinux版VPSが安い傾向にある
VPSを使うメリットは絶大ですが、それでも料金は気になりますよね。
コスト面においてはLinux版VPSが断然安いです。
Xserver VPS(Linux版)とXserver for Windows(Windows版)で価格を比べてみましょう。
プラン | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB |
Xserver VPS | 830円~ | 1,700円~ | 3,201円~ | 7,200円~ |
Xserver for Windows | 1,980円~ | 3,960円~ | 7,920円~ | 15,840円~ |
もちろん用途でLinux版かWindows版かを選ぶ必要はあると思いますが、月額料金は上記のとおり。36ヶ月契約の場合Linux版なら830円、Windows版なら1,980円で使えます。
WindowsはMicrosoftが作っているOSということもありライセンス関係で価格は高くなっています。
【比較】PythonがインストールできるおすすめのVPS【仮想環境にピッタリ】
ここからはPythonがインストールできるおすすめVPSをご紹介。Linux版、Windows版をご紹介していきます。
価格とサーバー性能を加味したランキングとしています。
サービス名 | プラン | 月額料金 | RDPライセンス/月 |
Xserver VPS | 2コア | 830円~ | 無し |
Xserver for Windows | 2GB | 1,980円~ | 990円 |
さくらのVPS | W2G | 2,118円~ | 1,100円 |
ConoHa for Windows Server | 2GB | 2,178円~ | 770円 |
Winserver | WS23-2G | 2,255円~ | 880円 |
性能とメリット、デメリット、価格を見てみましょう。【 】部分は対応しているOSを示しています。
Xserver VPS【Linux】
Xserver VPSは他社を圧倒するほど低コストで圧倒的高性能なVPSを扱うことが可能。Xserver VPSは、レンタルサーバーでは定番の「エックスサーバー株式会社」が運営する Linux VPSです。
キャンペーンを随時行っているので、今なら最安580円で利用することができます。
性能については業界最速級と言っても過言ではないぐらい。実際に性能評価も実施しているので、選んで間違いないVPSです。
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Xserver VPSと他社VPSのCPU性能を比較【Windows版/Linux版徹底比較】
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対応しているOSはLinuxです。Python自体Linuxでも簡単に動かすことができますので、すぐに構築することが可能。遠隔操作ならではの重さも感じられないほどサクサク動きます。
Linuxはリモートデスクトップ接続するためのライセンスは必要ありません。サーバー利用料金のみで使えるのも魅力ですよ。
Xserver for Windows【Windows】
Xserver for Windowsとは、レンタルサーバーでは不動の人気「エックスサーバー株式会社が運営するWindows VPS」です。
一番有名な点としてはサーバー性能がモンスター級という点。じゃあ、月額料金も高いんじゃ…と思いますよね。
月額料金はWindows VPSの中でも安い部類に入ります。それでいて高速・高性能。WindowsでPythonを動かしたいならXserver for Windowsもアリですね。
ココだけの話、性能で選ぶならXserver for Windows以外はあり得ません。料金も高すぎず、オールマイティな性能を発揮。関連記事から比較記事を見てみてください。性能が桁違いであることがわかるはず!
リモートデスクトップ接続には別途ライセンス料金(990円/月)が必要になります。このライセンスはリモートデスクトップ接続する人数分の購入が必要です。
関連記事
さくらのVPS【Windows】
さくらのVPSは石狩と大阪にリージョン(データセンター)を持つVPSです。物理的に距離が近い方が通信速度にも差が出そうですが、体感できるような速度差はありません。
また、石狩と大阪リージョンで料金差もないので、好きなリージョンを選べばOK。
なお、Linux版も選ぶことができますが、用途が限られてしまっていて少し使いづらい印象がありました。
リモートデスクトップ接続には別途ライセンス料金(1,1000円/月)が必要になります。このライセンスはリモートデスクトップ接続する人数分の購入が必要です。
ConoHa for Windows Server【Windows】
ConoHa for Windows Serverは1時間から使えるWindows VPSです。2GBプランを10時間使った場合の料金は49円!最低利用期間もないので、VPSの使い心地を調べるには持ってこいのVPS。
時間借りの場合は一切の割引はありませんが、まとまった月数を契約することで、月額料金は安くなります。
リモートデスクトップ接をする場合、リモートデスクトップSALの追加申し込みは必須(770円/月)です。このライセンスはリモートデスクトップ接続する人数分の購入が必要です。
ConoHa for Windows Server公式サイト
Winserver【Windows】
Winserverは、Windowsに特化したVPSを運営。
サービスがいくつかあり少し分かりにくいところはありますが、Pythonを遠隔操作で利用する場合は「仮想デスクトップ」を選びます。
月額料金は下記のとおり。
WinserverのWS23-2Gプランを他社の同等プランと比較したとき、ディスク容量はトップクラス。月額料金も安め。なかなかのコスパ。ディスク容量を重視したいならWinserverがベスト。
Winserverは、リモートデスクトップ接続ライセンスがあらかじめひとつ導入済み。一人での利用であればリモートデスクトップ接続ライセンスを実施実無料で使うことができます。
PythonがインストールできるおすすめVPS:まとめ
Pythonを実行する場合、使わなくなったパソコンをサーバーとして動かすというパターンが良くありますが、これだと、共有することがとても困難になります。
遠隔操作で使う場合、あなたの自宅ではパソコンを常に動かしておく必要もあり、電気代や、パソコンのメンテも必要となり結構手間がかかります。
筆者もサーバーを共有して共同でPythonで開発していたころは使いたいときにサーバーが動いていないことも多く不便を感じてました。
そこで注目されているのがVPS。
VPSはVirtual Private Serverの略で専用サーバーという意味があります。
VPSでは有料サービスですが、プランによっては1,000円~使うことができます。共同で開発などしている場合は料金を折半することで、格安運用ができます。
メンテも不要で、サーバーを再構築したい場合もワンクリックで簡単に作り直すことが可能。
VPSにはLinux版とWindows版がありますが、Python自体コマンドラインで動かすので、どちらでも問題なく使えます。
Windows版ならPythonをインストールし、コマンドプロンプト上でPythonを動かします。
使い慣れたWindowsを選ぶか、コマンドラインに特化したLinuxを選ぶか。選ぶことでお悩みならエックスサーバーが運営する高速・高性能・格安の2種から選べばまず失敗はしません。
- Xserver VPS公式サイト
- Xserver for Windows公式サイト